オーディトリーニューロパチー(耳の末梢神経障害)
ANSD(オーディトリーニューロパチー)は、耳や聴覚系統に問題があり、
聴力に関連する様々な症状を引き起こします。
原因は様々で、感音性難聴や中耳炎などが関連していることがあります。
- APD(聴覚情報処理障害):聴力異常なし
- ANSD(耳の末梢神経障害):軽度~難聴あり
【オーディトリーニューロパチーの特徴】
- 声は聞こえているのに、言葉や会話の内容が理解できない
- 日本語にきこえない
- 会話や話すスピードが速いと理解できない
- 滑舌が悪かったりボソボソ話す人が苦手
- 複数の人に同時に話しかけられると思考回路がストップする
- 会議や講義など時間が長くなると理解できなくなる
- 機械音が苦手
【必要な対処方法】
- 自分が過ごしやすい環境を整備する
- 静かな部屋で一対一で話をする
- 要点はメモやメールなどで視覚化し、ひとつずつ伝えてもらうようにする
- 音声文字変換ツールを使用する
発達障害のある人のうち、ASDの人は、耳からの情報処理が苦手なことがあり、
指示が聞き取りにくかったり、聞き間違えや、長い説明が途中で分からなくなる場合があります。
ADHDの人は、複数の情報が入ってくると、どれに注意を向けていいのか混乱することがあります。
こうしたことに対する工夫・改善のポイントとしては、窓口となる人を限定してもらったり、
図やイメージ、フローチャートなどを使った自分流のマニュアルを作成することで
対策できるようになります。